viernes, 05 de enero de 2024

外来種シナチクノメイガの茨城県での観察記録

cite:藤井才暉(2023)外来種シナチクノメイガの茨城県での観察記録,るりぼし53:172-173
解釈
6月に県南の小美玉市で採集。秋には県北の中間温帯林(alt.300m)や高原の草原環境(alt.700m)でも採集。同時期の栃木県の市貝町や福島県のいわき市湯の岳では来ず。2022年に愛知県,静岡県,山梨県,神奈川県,東京都および千葉県,今年は石川県河北郡内灘町でも確認しており沿岸に沿って日本海側でも分布を広げているようだ。
シナチクノメイガ Eumorphobotys eumorphalis (Caradja,1925)は Web 上では愛知県豊川市にて2017年に観察記録がみられ,2020年に愛知県より本邦初記録として同定された中国南部原産のツトガ科の一種である.筆者はシナチクノメイガを6月と8月に茨城県内で観察しているので報告する.本種はキムジノメイガ,タテシマノメイガに似るが,翅に模様はなく一様にくすんだクリーム色をしており,後縁が茶色く縁どられることで前2種とは明確に区別できる.
【観察データ】
2exs,小美玉市北玉里,17.IV. 2023, 筆者採集
2exs.,常陸太田市里川町,8.VIII.2023,同上
10exs,常陸太田市上高倉町,9.VIII. 2023,同上
多数,石岡市小幡/つくば市筑波,7.VIl.2023,同上
上記はすべてライトトラップにて観察.
8 月中旬に栃木県市貝町市貝温泉の常夜灯や那須町那須,福島県いわき市湯の岳の林内での灯火採集を試みたが本種の飛来はなかった.
筆者は 2022年に愛知県,静岡県,山梨県,神奈川県,東京都および千葉県にて本種を確認しているが,茨城県では未確認であった.上記に合わせて神奈川県の生田緑地でも確認されており関東圏では広く拡大したと思われる.また今年に入り京都府、筆者は石川県河北郡内灘町でも確認しており沿岸に沿って日本海側でも分布を広げているとみられる.
6月に小美玉昆虫会主催の灯火採集会にて飛来した2頭を皮切りに,8月では常陸太田の武生林道の奥久慈展望台,里見高原,筑波山つつじが丘の常夜灯にて多数の個体を観察した.他県での観察記録では6月~9月にかけて灯火や糖蜜,樹液にて飛来している様子が確認され,しばしば多産傾向にある.特に Biome や iNaturalistにて一般の方からの多数の観察記録が散見され,ここ 2 年ほどで今まで未記録の場所からの観察例が増加している.2021年の愛知県での初記録から他県でも急激に観察例が増え,筆者はまだ栃木県,福島県から見いだせてはいないが,すでに侵入していてもおかしくない広がりを見せており,今後の分布拡大状況に留意したい.
引用文献
愛知県豊川市と東三河の蛾類観察
https://64645656.jimdofree.com/ツトガ科/黄色のノメイガ2/. 2023年12月13日閲覧
岩下幸平・松井(2021)中国南部からの外来種と考えられるノメイガ Eumorphobotys eumorphalis(Caradja,1925)の日本からの初記録,蛾類通300:683-684.
間野隆裕(2022)シナチクノメイガの愛知県と岐阜県の記録,誘蛾燈 247:43.
横田光邦(2023) 生田緑地におけるシナチクノメイガ Eumorphobotys eumorphalis (Caradja,1925) の記録,川崎市青少年科学館紀要 33:26-27.

Publicado el viernes, 05 de enero de 2024 a las 09:06 AM por mo_tsukuba mo_tsukuba | 4 observaciones | 0 comentarios | Deja un comentario

福島県でシロスジキリガを採集

cite: 藤井 才暉, 2024. 福島県でシロスジキリガを採集. 誘蛾燈 255:1-2.

シロスジキリガLithomoia solidaginis (Hübner, [1803]) は本州では北アルプス、草津白根、北軽井沢(新潟県、長野県、群馬県)を中心に記録されている初秋に出現するヤガ科キリガ亜科の一種である。筆者は本種を既知の産地より離れた福島県福島市、浄土平にて採集しているのでここに報告する。

4♂,24. VIII. 2023, 1♂2♀, 30.VIII. 2023, 福島県福島市桜本, alt. 1550m, 筆者leg.
2♂, 13. IX. 2023, 福島県福島市桜本, alt. 1550m, 飯森 政宏leg.

当地は磐梯朝日国立公園の第2種保護地域であることを留意し、携帯式の小型のHID懐中電灯を用い周囲を散策する形で観察し上記個体を撮影および採集した。
当地は灌木化したハイマツやマルバシモツケ、コケモモ主体の植生の乏しい大地で、1)で示された山田峠と類似した環境に思える。
本邦における飼育記録からはヤチイチゴ,ホザキシモツケ(バラ科)、ヨーロッパでは多食性でありバラ科、カバノキ科、クロウメモドキ科、ヤナギ科、ユキノシタ科、ツツジ科、ヤマモモ科、スイカズラ科、特にコケモモ (ツツジ科)での飼育記録がある。
なお上記の植生のみられる那須岳稜線(栃木県那須町)や蔵王山麓(宮城県蔵王町)でも同様の機材を用いた観察を行ったが、本種の飛来は見られなかった。

報告するにあたり情報提供を賜った斎藤 修司氏、金子 岳夫氏、採集記録および文献記録の提供をいただいた飯森 政宏氏のご高配に感謝申し上げる。

参考文献
1) 小林栄一・小池正之(2017)ガ類(チョウ目)(草津白根山およびその周辺).「良好な自然環境を有する地域学術調査報告書(42)」,206-222.群馬県環境森林部自然保護課.
2) 岸田康則(編),2011. 日本産蛾類標準図鑑2. 99, 351. 学研教育出版, 東京.

Publicado el viernes, 05 de enero de 2024 a las 03:34 AM por mo_tsukuba mo_tsukuba | 2 observaciones | 0 comentarios | Deja un comentario

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